告白 1&2‐synchronize love‐
「そんなに人気なら、きっとホームページもあるでしょ? なんかわかるかも!」
「そっか…考えつかなかった」
そういえばミッキーさんがホームページがどうとかって、言ってた気がする。
それにコアなファンなら、メンバーの詳しい情報も知っているかも。
教えてくれるかは疑問だけど、噂くらいはあるかもしれないし。
「ありがとヒカル! 調べてみる!」
「うん! あたしも協力するよ~」
ヒカルの手を握って感謝すると、嬉しそうな笑顔が返ってきた。
さっそく家に帰ったら調べてみよう。
「…あれ、美緒。今日はしてきてないね」
「え?」
「ネックレス」
何気ないヒカルの言葉に、あたしはゆっくりと、首もとに手をやった。
「…うそ」
そこには本当に、あるはずの物がなかった。