告白 1&2‐synchronize love‐
昨日の光景がよみがえる。
あの場所で、パパノエルが演奏していた。
恭一がギターを弾いていて、
あのトライバルが揺れていた。
「暗いね~。これじゃネックレス探せないよぅ。どこかに電気のスイッチないかな?」
「よく知らないけど…こういうとこの照明って、管理する部屋が別にあるんじゃないかな」
「そっかあ。でもステージの明かりあるし、ケータイのライトで探せるもんね!」
元気よく言って、ヒカルは携帯電話を開いた。
本当にこのコは、太陽みたいだと思う。
あたしもなんだか元気が出てくる。
「あたし、下には降りなかったんだ。階段の途中までしか行ってないの」
「じゃあ…あるとしたら階段から上だね。よし、探そ!」
それから暗闇の中、あたしたちは携帯電話のライトを使って床を探した。
こわい…
ここになかったら。
そう何度も考えてしまい、焦りは大きくなるばかりで。
見つからなかったらどうなるのか。
考えるだけでおそろしかった。