告白 1&2‐synchronize love‐
ヒカルも横から、ひょいと箱をのぞきこんだ。
「どーお美緒。ある?」
「……ないみたい」
2人で同時にため息をついた。
ドレッドの男が「残念だったね」と気の毒そうに言ってくれた。
ミッキーさんも「よしよし」と頭をなでてくる。
この人は少し、スキンシップが多すぎる気がするのはあたしだけだろうか。
「どんなネックレスなの?」
「大きさの違う太いリングがついた、ピンクゴールドのネックレスです」
「ふぅん。…大丈夫、きっと見つかるよ。俺も探してあげるからさ」
「ミッキーさんが?」
「ファンのコたちに訊いてあげる。拾ったコがいるかもしれないでしょう」
あたしは感謝しながらもあきれてしまった。
だってこの人、ファンと連絡とるような親しい付き合いをしてるってことでしょ。
油断できないタイプだ。
特に…
「よかったね美緒。探してくれるって!」
ヒカルみたいにボケっとした子には危険すぎる。