告白 1&2‐synchronize love‐
あたしが彼に言いたいことはただひとつ。
「恭一に会わせてください」
ハルカさんはポケットに手を突っこんだまま、冷ややかにあたしを見下ろす。
こんな美貌の人にこんな目をされたら、その迫力に怖じ気づきそうになるけれど、
引き下がる気なんて持つものか。
「あなたが監禁してるんでしょう?」
「だったらなに。なんで俺がキミをアイツに会わせてやらなきゃならないワケ」
「あたしが会いたいからです」
「関係ないね。…ってゆーか、会いたいなんて思ってるのはキミだけだけど。アイツは会いたくないってさ」
「……嘘ですね」
ハルカさんは鼻で笑った。
「残念だったね」
「嘘だ! 会わせてよ恭一に! あの時のアイツ、おかしかった! 会わなきゃ……っ」
「会ってキミになにが出来るのさ」
ブルーグレイの瞳が、あたしの瞳をのぞきこんだ。