告白 1&2‐synchronize love‐
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「自分から名乗るなんて、なんか律儀なストーカーだねぇ」


夜のコンビニ。

学校は違うけど、同じ高1のバイト仲間である安東(あんどう)ヒカルが、感心したようにそう言った。

あたしは床をモップで磨きながら、首を傾げる。

ヒカルは小柄で細身で、目がくりっと小動物みたいに可愛くて、冷たく見られがちなあたしとは、真逆の雰囲気を持っている。

見た目は文句なく美少女なんだけど、どこか抜けていて、コメントもやっぱりちょっと抜けていた。


「律儀ってゆーか、なんかバカっぽかった。ヘラヘラしてたし」


学校の前で会った『深田恭一』の話だ。

客が途切れて暇になったから、思い出して話してみただけで、特別気になってたわけじゃない。


と、思う。


「ふぅん、ストーカーかぁ。気をつけなよ? 前にもそんなことあったんでしょ? それに美緒って実は、ウチの学校でも人気あるんだからね」

「は? 何で。学校違うじゃん」


嫌な予感がしたけれど、一応訊いてみる。

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