告白 1&2‐synchronize love‐
肩までの、柔らかなカールがかかった髪。
優しげな丸い瞳。
背はすごく高いけど、おとなしそうな雰囲気で可愛らしい感じの人。
彼女はあたしの存在に気づいたみたいで、恭一と同じように立ち止まった。
「………えーと。えーちゃんの知り合い?」
その人はお腹に手を当てながら、自分より少し背の高い恭一を見た。
恭一が答えないでいると、彼女は「まさか」って呟いて、あたしの方にツカツカ歩いてきた。
妊婦とは思えない速さで。
「ちょっ……アッキー!」
ハッとしたように、恭一が慌てて続く。
あたしの目の前で立ち止まった彼女は、あたしと恭一を交互に見て、どんどん顔を青くしていった。
「まさかえーちゃん…っ」
「ち、違うよアッキー」
「何が違うのっ!」
「アッキーが考えてるようなことは…」
「あたしが考えてることがわかるのっ?」
「お、落ち着けアッキー。お腹の子に障るよ」
恭一の手が、いたわるように彼女のお腹に触れた。