告白 1&2‐synchronize love‐
あたしはその光景を、まるでテレビ画面を見るような気持ちで見ていた。
何だ、これ。
「え、えーちゃんが、こ、こんな、わ、わ…っ!」
「わ。アッキー、だめだって。深呼吸して」
「だ、けど…っ」
「家入ろう。ベッドでちょっと休んでよ? …アッキーが心配するようなコトは、何もないから。興奮しないの」
言いながら一瞬、恭一は自嘲気味に笑った。
そして不安げな彼女の肩を支えながら、目の前の部屋の扉に、鍵を差し込む。
ドアを開いて、まず彼女を中に入れた。
「ほら、アッキー。大丈夫、心配しないで。ちゃんと後で話すから…ね」
恭一に背中を押されながら、彼女はチラリとあたしを見て扉の向こうに消えていった。
廊下にまた、静けさが戻ってくる。
顔は上げずに、恭一はドアを大きく開いた。