告白 1&2‐synchronize love‐
命はたったひとつなのに。
人生はたった一度きりなのに。
それなのに、会わずに勝手に死ぬなんて。
そのくせあたしには覚えていてほしいだなんて、ひどすぎる。
あたしの気持ちはどうなるの?
考えなかったの?
あたしは、会いたかった。
あなたが異母兄であっても、
あなたに好きと言われても、
あなたが死ぬと、わかっても…
会いたかった。
なのにもう、絶対に会えない。
この涙は、あなたのせいだよ。
はじめて、ようやく、本当の『深田恭一』を想って涙が溢れ出た。
「う…あああああっ!」
叫ばずにはいられなかった。
心と一緒に体が裂けるような痛み。
もうどうしようもないんだって思ったら、悔しくて狂いそうだった。
冷たいギターケースを抱きしめる。
本当はあなた自身を抱きしめたかった。
泣くのなら、あなたの腕の中で泣きたかった。
もう全て、叶わない夢。
あたしは夢から覚めて、代わりに本当のあなたを見つけたんだ。