夢カレ
『…待ってた』



「へ…?」
私はとにかくびっくりしていた。
だって!姿は見えないし、さっきから



やっと会えた 待ってた



…って連発してくるし!?


私は私でなんか懐かしい感じだし!!
もう、なにがなんだか分かんないよ!!

とにかく、返事を返さなきゃ…


「あの…どうして姿を見せないのですか?」
私が一番気にしてること。

『ん…なんとなく…』

いや…わかんないし!
ていうか、さっきから何度も言ってるのにっ…


『…つーか。なんか恥ずかしー…』
あれあれ?お声がなんか…


意外に可愛いかも?(笑)

『っ…わっ、笑う、な』
「ご、ごめんなさいっ」あははっ…

意外に可愛くて、結構無口。
それに照れ屋さん…

姿は想像つくけど、あえてかき消しておこう。


『あっ…自己紹介…。俺、お前の夢の番人。
…お前、俺の花美…』




「……あれ?」今、なななんと…!?
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