サイコーに愛しいお姫様。
至るところで反応するんだけど……
一一見つからない。
瀬名さんはため息をついて車のキーを取る。
「ごちそうさま!今からみんなでカラオケに行かない?」
「え?」
ああ……この部屋から出て話すってことね。
「行こう!行こう!!」
慶一郎はマジで楽しんでるように話すけどきちんとなおを支えてくれて……すごく助かる。
四人でアパートを出て瀬名さんの車に乗り込んでカラオケボックスに向かう。
「結論から言うと盗聴器を仕掛けたのを俺たちに気付かれたのを感付いて取り外したか、または……」
「または……?」