サイコーに愛しいお姫様。



マジでかわいいな……



頼りにされているのって嬉しい。今回はさ、瀬名さんとか慶一郎の協力もあって解決できたけど。



今度は俺一人でも絶対なおを守ってみせるから……



誰にも渡さないし……


誰にも傷つけさせない。 



「よし!朝ごはんできてるよ!シャワー浴びてくれば?」


「うん」



完全にいつもの明るい笑顔に戻ったなお。



よかった。



シャワーを浴びて姫の作った朝食を食べる。



「そういえばさ!野口のやつ、なんで宅配便を装ってきた時に相馬の名前使ったんだろ?」


「私の交友関係とか調べたんじゃない?気持ち悪いから個人情報は本当に接客でもあんまり話題にしないようにしなきゃ」



なおには何か心当たりがあったのかオープンで何でも話すなおも慎重になってきていた。



「瀬名さんも言ってたけどなおは変わる必要ないよ?なおの性格が好きで指名してくるお客さんもいるんだからさ」


「……うん。ありがと」



だってこれは事実。


親身になって自分のことのように人の話を聞いて……だから男女問わず友達も多い。



サイコーにいい奴じゃん。なおのそういう性格、大好きだから変わらないでほしいな。




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