サイコーに愛しいお姫様。
「こ……こんなことになるなら……もっとなおに色々してあげればよかった……俺……まだ何も幸せなことしてやってないのに……」
これから先、まだ長い人生があると……一生隣にいてくれると信じていた姫が……
俺の前からいなくなりかけている。こんな悲劇……誰が予想なんかできただろう?
涙を流す俺にあみちゃんは手を握ってくれて一緒に泣いてくれた。
「なおは土屋くんを一人にしないよ?なおは今、頑張ってるんだからそんなこと言わないでっ……」
「あみ落ち着いて!あんまり興奮すると過呼吸起こすから!」
相馬の言うとおりあみちゃんの呼吸は乱れてきて苦しみだした。
「俺は大丈夫だからあみちゃん連れて帰って。なおの容体に変化があったらすぐに連絡するから……」