サイコーに愛しいお姫様。
「あとねこれはなおにプレゼント!退院祝いかな?」
かわいくラッピングされた大量のプレゼントを見たなおはかなり驚いていて……
「……なんで?」
「なおに何もしてやれなかったから。後悔したくなくてなおに似合いそうっ!て思ったものは迷わず全部買った。そしたらこんなに増えちゃった!!」
たくさんあるプレゼントの中から一つ小さな箱を手に取って開けるなお。
「かわいい!私こういうの好き!」
それは一番最初に買ったプレゼントだった。
キラキラに光った白い石がついたピアス。
「ありがとう。薔薇もプレゼントもめちゃくちゃ嬉しい!」
涙をためて抱きついてくるなおを優しく抱き締めた。
「俺はなおの喜ぶ顔が見れて嬉しい……ずっと想像してたんだ」
どんな顔するかな?
喜ぶかな?
それとも気に入らなくてセンス悪いって毒はかれる?
でもそんなのどうでもよくて……
このアパートにまたなおが帰ってきて俺の腕の中にいる現実が……
まだ
夢のように感じられた。