サイコーに愛しいお姫様。
「プレゼントは後でゆっくり開けようかな?お腹すいたでしょ?なんか作るからっ!」
「ダメ一一!!今日は俺が作るのっ!!なおはテレビでも見てて!!」
「え……でも」
「お願い。いつかできるからいいやじゃなくて今を大切にしたいから。味に保証はできないけど俺に作らせて」
もう。後悔したくないんだ。いつもなおが料理を作ってくれていたから俺も一度くらいは作ってあげようと思っていた。
「材料もねー昨日買ってきたんだー。お袋から作り方聞いたらから……てなお?」
冷蔵庫から材料を出して必死で説明している俺を見てなおは涙を流した。
「ごめんね。本当に辛い思いさせたんだね。そんなに敏感にさせて……ごめん。大丈夫だよ。もう大丈夫だから……」
「なお……泣かないで」
確かに敏感になりすぎてるかもしれないけど何かしてやりたい気持ちは愛情なんだから……