サイコーに愛しいお姫様。

仕方なくレンタカーに三人で乗ってナビを首里城に設定する。



この観光客はアメリカから一人で来たらしい。名前はポール。



「アメリカのどこから来たの?ニューヨーク?ロス?」



姫はヒアリングは多少できるらしいがめちゃくちゃ日本語で話し掛けている。それなのに何故かポールには通じていて……



「シアトル!」


「へぇ。シアトルだってー。聞いたことあるよね!」


「マリナーズ!?シアトルマリナーズのイチローとか?あとスタバ!!スターバックスコーヒー!!」


「Yes!イチロー!!スターバックスコーヒー!!」



おおっ!!なんか俺も日本語で話し掛けたら通じたぞ!ポールもできるだけ俺たちに分かるようにゆっくり話してくれた。



「あーBut!アイアムサッカープレイヤー!!andアイドントライクCoffee!!あービタービターうえっ!!」


「めちゃくちゃな英語を使うな。ポールが首かしげちゃったじゃん!」



なんだよぅ。俺だってコミュニケーションとりたいのにぃ!!

(※野球よりサッカーが好きでサッカーをしてます。あとコーヒーは苦いから苦手です。うえっ!って言いたかったらしいツッチーなのでした。)





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