サイコーに愛しいお姫様。



「ここ?まじで?間違いじゃないの?!」



着いた先は広大の土地に目の前には綺麗な海が広がっている。



まるでお城のような洋館。看板には注意書きがしてあって……



『これより先は私有地です。関係者以外は入れません。』



「俺たち入っていいのかな?ていうかこの門どうやって開ければいいんだよ?」



車から降りてウロウロしていたら年配のおばさんが近づいてきた。



「もしかして土屋さん?」


「はい」


「津田社長からは聞いてますよ。私はここの管理を任されている島袋です。どうぞお入りください」



そう言って大きな門を開けてくれた。



「門から家までを車で行くなんて金持ちになったみたいだね!」


「うん……社長かなりもうかってるんだなー」



全てが初めての経験だった。車は適当に停めて渡されていた鍵で扉を開けた先には吹き抜けの天井には大きなシャンデリア。



本物のお城に来ているようだった。




< 188 / 200 >

この作品をシェア

pagetop