サイコーに愛しいお姫様。
「ツッチー！外でサッカーしよう！」


「雅人！トランプやるんだぞ！ほらっ！もう配ってるし！」


「ツッチー！何個お餅食べる？お雑煮のほうがいい？」



……やっぱりおとなしく家で待っていたほうがよかった。



相変わらず騒がしい家だ。なおがあんなにサバサバした性格になったのが分かるかも。



結局。バカみたいに昼御飯を食べさせられて親父さんが勝つまで何度もババ抜きを付き合わされて、サッカー部の雅人には外で練習を付き合わされて。



「雅人……タイム。俺、満腹で動けない……」


「……本当に応咲のレギュラーだったの？」



雅人の疑いの目。全く。俺は大人気ないぞ！！



さっきからわざと雅人にボールを取られるフリをしていたけど少しばかり本気を出して股抜きして雅人を抜いてやる。



呆然としている雅人。



「インサイドキック教えてやろうか？」


「うん！！」



キラキラした目を輝かせてかわいいなぁ♪満腹すぎてかなりきつかったけどサッカーにも付き合って家でお茶を飲んでいる時に俺の携帯がなる。



うちの姫からだっ！！
や……やっと帰れる♪　





< 29 / 200 >
表紙・目次

この作品をシェア

pagetop