サイコーに愛しいお姫様。
「ははっ……ミッキーね。鼻がミッキーだ」


「……似てない」



優しいあみちゃんはひきつった笑顔。相馬は失笑。



「寒いなぁ……冷房ついてないよね?」



姫には呆れられて、きわめつけが……



「MRIで君の頭の中見てみたいよ」



再びカッチ一一一ン!!



「は?じゃあお前やれよっ!!」


「二宮はそんなキャラじゃないんだよ!いくらすべったからってキレることないじゃん!」



何でこいつのことそんなにかばうんだよっ!!キャラって俺はいじられキャラかよっ?!



「みんなそんなにいじるなよ!かわいそうじゃん!!」



――へ?
隣の二宮が俺のことをかばった。何で?こいつもしかして良い奴?……と思った次の瞬間。



「いくらすべったからって言い過ぎだよっ!!」



…………………………。



「ぷっ……二宮!あんたそれ一番ひどいからぁ!」



姫、大爆笑。あみちゃんと相馬も思わず吹き出して俺一人だけポカン。



「持ち上げておいて落とす。これ笑いの基本。パクっていいよ?」



そう言ってニコッと満面の笑みで俺のことを見る二宮。



誰がパクるかぁ!!てか俺の一発芸より受けてるのが気に入らねぇ!!
(※相当ミッキーのものまねに自信のあったツッチー。)





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