サイコーに愛しいお姫様。
一一だけどさ
「んっ……」
薄暗い寝室。姫をベットに寝かせて髪を撫でながら深いキスを繰り返す。
ゆっくり舌を左右に動かして何度も絡めて指を首筋から鎖骨にかけてなぞる。
こんなキスですっかりとろけちゃいそうな表情のなお。めちゃくちゃかわいい。
今日はどうしよう?焦らす?それともとことん攻める?
やっぱり俺はベットの上では完全にSだな。だってなおが昼間とは違う顔になるから……きっとこんな顔、俺しか見れない。
「なお……今日手加減できないかも」
二人で頭の中真っ白になるくらい愛し合おう一一……?
ピンポ一一一一一一ン
………………。
動きが止まってなおと目を合わせる俺。
な……なんか懐かしいシチュエーション。
「誰?こんな時間に?」
「さあ?シカトして続きしよ?」
せっかくいい雰囲気だったのに台無しだっ!!
「どいてっ!気になるから玄関見てくる!」
「ほっとけよ!ただのイタズラ……」
言い終わる前に思いっきりなおの左手が俺の右脇腹をカウンター。
「うっ……!久々で油断した〜!」
ベットにそのまま倒れこむ俺。なおは玄関のほうへと向かった。