サイコーに愛しいお姫様。
でもこれで一件落着か。安堵のため息をついた瞬間……
「きゃっ!雅紀くっ……ダメ……」
「少しだけ……声我慢して……」
…………………………。
えっ……えっと。
少しだけ?声我慢して?
思いっきり扉に耳を当てている俺は後ろからパシッとなおから頭をはたかれる。
首根っこつかまれてズルズルとリビングへと強制連行。ひ……姫!!いいところでっ!!
(※ひきながらももう少しあの場にいたかったらしい。)
「なおっ!あいつらなんか始めてっ……」
「ぷぷ……超バカップル!!あの相馬がこんな大喧嘩した後におとなしくしてるわけないじゃん?」
「へ?」
「あみの話を聞いていたら相馬は私たち四人の中で一番Sだね!」
「ええ?!あの相馬が?!」
「普段は優しくて温和に見えるでしょ?あみのことになるとまわり見えなくなるの!隠れドSだね!」
は……なるほど。
「じゃあ、一番Mなのは?」
「見たまんま、あみ!」
「俺となおは?」
「私は普通。あんたはベットの上だけS!あとは完全なM!ははっ♪我ながらナイス解析♪」
カッチ一一一一一ン!!
意義ありっ!!
「何で自分だけ普通とか言ってるんだよ?!」