サイコーに愛しいお姫様。

「は？何か文句ある？」


「大有りだよっ！自分だってベットの上だけＭじゃん！いや、なおみたいなのはツンデレって言うんだよ！」


「私はツンデレとか言われるのが一番嫌いなんだけど！」



おっ！姫が戦闘モード！！でもこの意見は曲げるもんかっ！！



「だって外ではサバサバしていて帰ってきて俺に抱かれる時は完全にデレデレじゃねーかっ！」



「デレデレなんかしてないしっ！それじゃあんたは逆だから逆ツンデレ？！家の中じゃないと強くなれないの？情けない男！」



ぎゃ……逆ツンデレ！？



「日本男児！ほぼそうなんだよ！人前でイチャイチャできるかよ？二人きりにならないと女の子も恥ずかしいだろ！！」



俺となおがバカみたいにＳなのかＭなのか大論争していた声に甘い雰囲気が壊れたのか寝室から相馬とあみちゃんが出てきた。



「土屋くん、なお、本当に今日は迷惑かけてごめんなさい」



申し訳なさそうに頭を下げるあみちゃん。



「いや、俺たちのほうこそ邪魔しちゃってごめっ……」



また言い終わる前に姫から頭をはたかれる。ちくしょう〜！！二人きりになったら覚えとけよぉ！！