サイコーに愛しいお姫様。
負けず嫌いの俺。必死にやれば結果もついてくる。だから売れた時はめちゃくちゃ嬉しいんだよな。やりがいのある仕事。だから頑張れる。
何より、俺はもう独身じゃないし。なおを養っていけるくらい経済力をつけないと。
「よしっ!特性、機能、利便性は頭に入った!なお寝よう」
ソファーから起き上がるとなおはイヤホンをつけたまま座椅子の上で熟睡。
「眠り姫ですか……」
姫に近づいて読んでいた雑誌を取るとヘアアレンジの雑誌。ぷっ……なおも勉強してたんだ。
なおを抱きかかえて寝室に連れていく。
「わ……ごめん……寝てた」
かわいい顔をしたなおが目を覚ます。ベットにおろして頬にキスして腕枕してあげる。
「疲れない程度に頑張れよ。家事もやってるんだから」
「ツッチーこそ。あんまり頑張りすぎないでね」
かわいいこと言うよな。お互いに愛を感じる言葉。その日は二人ともなんだか疲れていてそのまま熟睡。
明日もなおのために仕事がんばろーっと。