サイコーに愛しいお姫様。



負けず嫌いの俺。必死にやれば結果もついてくる。だから売れた時はめちゃくちゃ嬉しいんだよな。やりがいのある仕事。だから頑張れる。



何より、俺はもう独身じゃないし。なおを養っていけるくらい経済力をつけないと。




「よしっ!特性、機能、利便性は頭に入った!なお寝よう」



ソファーから起き上がるとなおはイヤホンをつけたまま座椅子の上で熟睡。



「眠り姫ですか……」



姫に近づいて読んでいた雑誌を取るとヘアアレンジの雑誌。ぷっ……なおも勉強してたんだ。



なおを抱きかかえて寝室に連れていく。



「わ……ごめん……寝てた」



かわいい顔をしたなおが目を覚ます。ベットにおろして頬にキスして腕枕してあげる。



「疲れない程度に頑張れよ。家事もやってるんだから」


「ツッチーこそ。あんまり頑張りすぎないでね」



かわいいこと言うよな。お互いに愛を感じる言葉。その日は二人ともなんだか疲れていてそのまま熟睡。



明日もなおのために仕事がんばろーっと。





< 62 / 200 >

この作品をシェア

pagetop