サイコーに愛しいお姫様。



「ちょっとお待ち頂いていいですか?車取ってくるのでっ!」



俺は慌てて外に出る。すかさずポケットから携帯を取り出す。



「げっ!充電してなかっから残量一つじゃん!」



簡単、迅速になおに伝えないと。電話のほうが早いかな!なおの番号にかけるがなかなか出ない。なおもまだ仕事中?!メールでいいや!



新規メール作成の画面を開いた瞬間だった。



ピーピーピー……



ディスプレイには[充電してください。]の文字。



顔がサ一一一一一っと青ざめる俺。どどどうしようっ?!


いや、なおなら着信ありだったから仕事で遅くなるんだって分かってくれる女のはずだ!!



「真田さん!お待たせしました!どうぞっ!」


「わぁ!かわいいですね!実物見たら結構大きいですね」


「乗ってみたらそんなことないですよ」



真田さんを運転席に乗せて俺は助手席に座る。そして試乗コースへと車を出そうとした。



ヒヤヒヤしていた。この真田さんって女の子。


あみちゃんの運転ばりにこえ一一一!!



< 72 / 200 >

この作品をシェア

pagetop