サイコーに愛しいお姫様。
「慣れてきたら運転しやすいですね!」
「女性向きですからね。何色希望してるんですか?」
「それ超迷ってるんですよぉ。私、何色って感じですか?」
一一へ?
な……なんか合コンちっくなノリになってきたのは気のせい?
「うーん……やっぱり白とかミルクティベージュなんかは人気ありますよ」
「人気じゃなくて!私ぽっい色!土屋さんから見たら私って何色ですか?」
ええ?!知らねーよっ!!会ったばかりなのに。いや、これも仕事だ。女の子なら……やっぱり無難に……
「赤とか?女の子っぽくていいんじゃないですか?」
「本当ですか?じゃあ赤にしちゃおうかな!」
ぷっ……簡単に俺の答えで決めちゃう?!
「真田さん!やっぱり自分の好きな色を選んだほうがいいですよっ!決して安い買い物じゃないんだから!」
彼女はニコッと微笑んで一言。
「私、好きな人の色に包まれたいタイプなんです。彼氏がピンクが好きって言ったらピンクの服買うし!」
…………………………。
ん?これ軽く……告白された?