サイコーに愛しいお姫様。



ポケットから携帯を取り出す俺。とりあえず電話を……



「って!充電切れだったぁ!!」



とりあえず家に……いや、もしかしたらレストランのほうにまた行ったかも?



こんな時に携帯を使えないのが痛いっ!!



どうせ職場から近いレストランのほうへと走る。案の定、待ち合わせしていた店の前には誰もいなくて店内に入ってもなおの姿はなかった。



「やっぱり家だっ!」



もう、高校時代の部活ばりに本気で猛ダッシュした。



アパートが見えてくると電気がついてる。やっぱり家にいたんだ。



「……っ……きっつー……運動不足だ」



持久力には自信あったのにな。息をきらしながらアパートの鍵を取り出して鍵を開ける。



ドキドキしながら扉を開くと一一……




< 78 / 200 >

この作品をシェア

pagetop