サイコーに愛しいお姫様。



「さすがにのぼせるからあがろうか?」



二人してクラクラになって倒れたら大変だし。バスタオルになおの体を包んでギュと抱き締める。



ま、この俺がそのまま服を着せるわけもなく……ちゃっかり寝室に連れていって抱いたんだけどね。



姫はいつもよりたくさんキスをしてきてくれた。



そのたびに愛情を感じた……



言葉よりも大切な愛情表現。まさかなおの嫉妬がここまで爆発するとは思わなかったけど……きちんと自分の気持ちを言って謝ってくれて……



喧嘩して仲直りして愛情を深めて今以上に大きな愛を二人でつくっていこう?



「なお……幸せにするから俺に一生ついてこいよ……」



なおの瞳に涙がたまって……目を閉じた瞬間、一筋の涙がこぼれる。



「うん……好き……大好き……」



俺のほうがきっと大好きなんだよっていつも思っていたけど今はなおからの愛をすごく感じるんだよ。



だから今の俺は……サイコーに幸せ……



俺以上になおを必ず心から幸せだって思ってもらえるようにしてあげたいから……



頑張るから。



大好きで


大切で


めちゃくちゃ愛しい



俺だけの“サイコーな姫。”





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