サイコーに愛しいお姫様。
夜道を手をつないで歩く。ほろ酔い気分のなおは上機嫌。
「よく分からないけど今回はツッチーモテ期だったね!こんなにちんちくりんなのに!」
「ちっ……ちんちくりんって何だよっ?!」
「ははっ♪黙ってれば格好いいけど話すといじられキャラじゃん?」
ちくしょう!!今日は二人きりだからよかったけどこれにまた何人か一緒に飲んでいたら無茶ぶりしてきたんだろうな。
あぶねー……そろそろ新ネタ考えないと。
アパートの前について鍵を開ける俺。
そんな俺に寄り添ってくるなお。かすかにつけている香水の香りにドキッとする。
「私、見た目も中身もすべて……大好きだからね」
かっ……かわええ一一!!
今日は確実にいい雰囲気!浮かれていた俺は……うん。
一一調子にのりすぎた。