○○彼氏
次の日、廊下から声をかけてきたのはわたしのお兄ちゃん。



藤城 蓮(フジシロレン)。



わたしの一つ上の3年生。



「今日帰り買い物に付き合ってくんねぇか?」



「いいけど…。あ、もしかして朱音(アカネ)さん?」


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