○○彼氏
「だって、こんな私だよ…?柑奈ちゃんに勝てるところなんて一つも…」



“ない”と言う言葉は奏多によって遮られた。



急に奏多が私の頭をポンポンして来たのだ。



「俺は柑奈より恋華のが何倍も好きだし可愛いと思う。いい加減信じてよ…。頭ポンポンしてほしいなら言えばいいのに」



なっ…!



「言えないよ‼︎そんな、恥ずかしいこと…」
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