私の隣は俺様王子
いつもの私の勢いはどこかに飛んでいった。
「ど、どーしたら許したもらえるんでしょうか…」
あああ…怖い…
「キスしたら許す」
「へ?」
その瞬間、私の目の前には早川くんの目をつぶった顔が。
チュッとリップ音を立てて離れていく。
「っ□●◎○♪&¥∽÷㎡%▲◇$?!」
一瞬にして顔が赤くなる。
「あ、もしかしてファーストだった?」
ニヤッとイタズラな笑みをこぼす。
「最っ低!!!」
"やつ"を押しのけ、
私は自分のカバンを持って図書室を出ていった。