私の隣は俺様王子



俺だけ見てりゃいいのに。





奏じゃなくて、俺を。



「はっ…なしてっ…!」




ドンッと押された拍子に離れる。



「なんで毎回こんな事するのよ!こーゆーのって、ほんとに好きな人とするもんでしょ…普通…ぐすっ」




半泣きになってるし。



ほんとに好きな人…ねぇ…



「俺には作れねぇよ、本気で好きな人なんて」


そうだ、俺は好きな人なんて作らない。


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