闇猫



あとは、ここから出て帰れば仕事は終わる



だが、ここで見付かったら意味がない



あたしは人の気配を感じなかった



だから、走った



ただ、出口を求めて



どこかで誰かの声が聞こえたが、この近くではない



………やがて、気付けばバイクを停めてあった公園に着いた



バイクのちょっとした荷物入れに、書類をまとめて突っ込みバイクを発進させた






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