闇猫



……自分で改良しただけあって、都合よく作られている



パッと見ただけでは、わからないように改良を重ねたのだ



味もしないから、わからないし



あたしは今回の仕事も成功するであろうと感じ、口角を上げた



「お待たせー」



何事もなかったように、トレイにカップを乗せみんなの元へ戻った



「はい、どうぞ」



言いながら、順にカップを置いていく



みんなは口々にお礼を言い、カップに手を付けた



そして、そのまま口に運び、飲み始めた






< 149 / 242 >

この作品をシェア

pagetop