闇猫
隼人に声を掛けられて、あたしの心は揺れ始める
揺れたら、ダメなのに……
終わらせなきゃいけないのに……
「……ハルヒ、その銃を下ろせ」
「嫌だよ」
その間もずっと隼人の目は、あたしをとらえ続けていて、放してはくれなかった
「……お前は、何者だ?」
「あたしは、闇猫。何でも屋」
あたしのその答えに、隼人も目を見開いた
だが、隼人以外にも驚きを感じたやつがいた
その時には、誤算が生じていた後だった
「………ハルヒちゃん……」