闇猫
夏希をチラッと見たが、それでもハルヒは表情をほとんど変えることなく、喋り続けた
やがて一度、目を瞑った
……ヤバイ
ハルヒは、次に目を開けた時に隼人を撃つ
俺の本能がそう叫んでいた
ハルヒが目を開けるまでに、どうにかしなくては
たったそれだけの思いで、俺の体は動いていた
迷うことなく、銃と隼人の間に入り込み銃口を押さえた
やがて目を開けたハルヒは、悔しそうに何事が呟いた後、幹部室を飛び出して行った
足が速くて下のやつらも追い掛けることは、できなかったらしい