闇猫



……しばらくして



ハルヒちゃんが姿を現した



久しぶりに見たハルヒちゃんに、声をかけようとして思い止まる



今、声をかけちゃダメだ



ハルヒちゃんは幹部室のドアに少し耳をくっつけていたけど、誰もいないことを確認したらしく中に入っていった



「隼人、どうする?いつにする?」



真吾の問いに



「……もう少し待て」



まだ待てとの返事がきた



……やがて



「……今だ。行くぞ」



その声と同時に飛び出し、中に入った






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