闇猫
「……ハルヒのこと、わかってねぇのはお前の方だろ!?闇猫、闇猫って言うけど、お前は1度だってハルヒをきちんと見たことがあるのかよ!?」
ハルヒが俺を心配そうに見つめているのがわかる
今川に啖呵を切っている俺を心配してくれているのだろうか
「…今川さん」
「お前は?」
「杉浦真吾です。……ハルヒちゃんを縛り付けないでください。ハルヒちゃんは、今まで闇猫としてやってきました。だから、普通の女の子にしてあげてください」
「僕もっ!!真吾と同じことを願いますっ!!!」
「…俺も。お願いします、今川さん」
俺達が言った後、
「お願い、今川っ!あたし、雨宮ハルヒとして生きていきたい!!闇猫としての契約を終わらせてください!!!」
精一杯叫んだハルヒは、そのまま頭を下げた