闇に棲む猫はヴァンパイアに捕まる
「あ、そういえば七彩。今度からは気をつけてね。この事はパパには内緒にしてるんだから。程々にね。」
『はーい。』
「その事ってどんな事?」
『『『「!?」』』』
いきなり声がして後ろを振り向いてみると一人の男が立っていた。
「誰だお前。」
私は仕事モードに切り替えた。
「俺はコードネームミカエラだ。どうも初めまして、闇猫さん。いや今は死姫と呼んだ方がいいかな。」
街灯の下に出てきた男は身長180くらい髪は黒で瞳がエメラルドグリーン。
スッとした鼻筋に艷めいている唇。
100人中100人が必ずイケメンと答えるであろう姿だった。