闇に棲む猫はヴァンパイアに捕まる


「この手配書を出したのはだれだ?」


俺は、ここで聞きたくない言葉を聞いてしまった。


「――――総理大臣の黒条総一郎だよ。」


クソッ!よりによってなんであいつの言ったとおりになっちまうんだよ!


「至急、隠密部隊の人間は国会の総理の部屋に行ってこの証拠を見つけ出してこい。

情報部隊はこのことが表社会への流出を防いでくれ。翠玉の方は俺が何とかする。

黎也。お前はここでおれの出す指示に従って動いてくれ。


今日はこれで解散だ。


期限は全員2週間だ!だが、なるべく早くこれをやってくれ。

わかったな。」



「「「「「了解!」」」」」


あんな腹黒糞じじいに何か翠玉を渡すかよ。

絶対にお前の事を守ってやるからな。

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