闇に棲む猫はヴァンパイアに捕まる
この視線にいつも耐えるが辛かった。
『翠玉。それって…ほぼ毎日じゃない。
ごめんなさい。貴方の気持ちに気付いてあげられなくて。』
紅音…
(大丈夫だよ。もうこんなことは見慣れている。
私の居場所なんてこの世のどこにも無いんだから。)
その声は自分の事を哀れんでいた。
『スイ…』
「こちらで団長がお待ちです。」
七彩が何かを言おうとした時に女の人に遮られてしまった。
(この話はまた終わってからね。)