闇に棲む猫はヴァンパイアに捕まる
『『ええ。』』
緋凪はふだん話さないからこんな事なんてしょっちゅう。
だから気にしないのだ。
「はい。」
と女の人に答えるとその人は襖の前で
「団長。お客様です。」
すると中から憐の声が聞こえてきた。
『ああ。通してくれ。』
女の人は襖を開け「どうぞ。」といった。
私がその部屋に入る瞬間その人はニヤリと笑った気がした。
(?気のせい?気のせいにしとこ。)
中に入ると、憐は忙しく仕事をしていた。
隣にはさっき画面に映っていた男の人がいた。