闇に棲む猫はヴァンパイアに捕まる



「また寝た!」


俺が突っ込むと


「翠玉は昔から寝起きが良くないほうだからね。」


翔が次に起こしに行った。


「翠玉。そろそろ起きようか。お話してからもう一回お休みしよ。」


ムクッ、じーーーー


あ、兄貴の方を見てる。


「はっ!お、お兄ちゃん?」


目が覚めたのかいきなり現れた兄貴の事に驚いていた。


「ああ。久しぶりだね。翠玉」


「お兄ちゃん!!!!!!!」


翠玉は兄貴に飛びついて抱きついた。


その瞬間俺は嫉妬の気持ちに駆られたがそこは感動の再会。


黙って見る事にした。


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