闇に棲む猫はヴァンパイアに捕まる
この展開きちゃったかぁ。この状態でメイドに見られると何か変な目で見られるんだよなぁ。
普段のスイちんの性格とうちの性格は真逆だからな。
今紅音には替われないしだからと言って緋凪…はいアウト。
(仕方が無い。なんとか頑張るよスイちんを演じて見せるさ。)
『あ〜か〜ね〜ヾ(⌒(_*'ω'*)_』
『あーはいはい。ここにいるから。』
早く帰って試練を乗り越えたい。
ターゲットを殺すよりも疲れる。
うちは家のある方向へと足を向けた。
゚*.。.*゚*.。.*゚*.。.*゚
そして今家の門の前にいる。
(本当にやんなきゃだめ?)
『『だめ。』』
『おねがぁい♪*゚』
まだ治ってないのね。仕方が無い。
腹を括るか。
門のインターホンまで行きボタンを押しながら
「翠玉です。ここを開けて下さい。」
言ったら警備員の男の人が
『お帰りなさいませ。お嬢様。只今お開けいたしますね。』
ギイイイ―――――