闇に棲む猫はヴァンパイアに捕まる


そう言って俺は携帯で駿に桔梗が襲われたから医療班を送って欲しいと言った。


「名前はなんて言うんだ?」


「暁だよ。」


前の奴を睨みつけた。


「そんな眉間に皺寄せちゃやぁよ。怖い怖い。そんなだったら顔がおじいちゃんになっちゃうよ?」


(#^ω^)ピキピキ


「俺は大丈夫なんだよ。」


目の前にいる奴を捕まえようとして、一歩踏み出した瞬間暁は俺の目の前から消えていた。


「こっちこっち♪」


声のする方へ目を向けると塀の上に立っていて、使用人の服から元着ていただろう服へと変わっていた。


「お前もキメラなのか?」

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