闇に棲む猫はヴァンパイアに捕まる


「そうだよ?私の中にはすべての蛇の血が2分の1入っているの。だから自分のなかで毒を作り出すことなんか容易いこと。」


また姿をけして数メートル先の廊下に姿を現して


「それに私の中で作り出される毒は複数あるの。」


「その一つが幻覚か。」


「正解♪」


俺のすぐそばに現れて後少し動けば俺の口がこいつの首にあたるくらいだった。


服はさっきの使用人用の服へと変わっていた。


元々この服は幻覚によるものかもしれないな。


他人から見たら俺の事を知ってる奴だったら俺がこいつの血を吸っている様に見えるかもしれない。


暁は意味げな事を口にした。

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