闇に棲む猫はヴァンパイアに捕まる
「お父様。私は大丈夫ですのであと三十人増やしてもらっていいですか?」
お父さんは少し悩んでから
「分かった。詳細は明日の放課後にでも倉本(くらもと)にでも送らせるよ。今日はもう遅いゆっくり休むといい。」
倉本 久士クラモト ヒサシさんは私の執事兼運転手だ。
歳は二十代だけど気さくでとても優しいんだよ。
お兄ちゃんみたいな存在なんだ。
「ありがとうございます。お父様。おやすみ」
「ああ。おやすみ。翠玉。」
そして私は部屋に入りシャワー室へと向かった。
―――――――――ガチャ パタン
シャワーを終えた私はベットに入り今日のことを振り返っていた。
(Godjudge。一体何者なの…明日会いに来るって言っていたけど………まさかね。)