闇に棲む猫はヴァンパイアに捕まる


『それで?後はどうすればいいの?』


『どうもしないよ。これで終了。あとは掃除班の人達に任せよ。私早く家に帰りたい。帰ってシャワーを浴びたいわ。』


『そうね…帰りましょ。きっとお父様も待っているわ。』


「行くぞ。」


「ああ。」


暗殺が終了して帰ろうとしたところへ俺は動いた。


あいつらの前に出ていき



「俺の翠玉ちゃんを返して貰おうか。」


俺がそう言うと周りにいた黒服が出てきて銃を構えるが翠玉の隣にいた暁がそれを制した。


「あら、貴方はあの時のイケメンさんじゃない。私にでも会いにきたの?」


「誰がてめぇに会いに来たつったんだよ。ばーか。俺は翠玉を迎えに来ただけだ。」


暁が知らん顔をして

< 291 / 466 >

この作品をシェア

pagetop