闇に棲む猫はヴァンパイアに捕まる


「誰?その子。私は知らないわよ」


「ふざけるなよ。てめぇのすぐとな「お兄ちゃんだぁれ?」…え。」


翠玉は暁の腕にくっつき


「このお兄ちゃん怖い。」


「貴方は知らなくていいの。貴方は楽しい事だけ考えてればいいんだから。」


「うん!!」


「てめぇ。翠玉に何しやがった…」


俺の怒りは限界を越えようとしていた。


冷静になろうとしても今の翠玉を見る度に怒りが込み上げてきた。


「ふふっ。アハハハハハハ!!」


「何がおかしいんだ。」

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