闇に棲む猫はヴァンパイアに捕まる

猫沙雫高校(ねこさなこうこう)


これが私の通っている学校。


学校の門まで車が行くといつものように生徒が大勢いた。

(私にあって何が楽しいのか分からないわ。)


『仕方ないわ。貴方はここでは成績トップでスポーツ万能皆に平等で誰もが憧れる生徒会長。それにルックスもいいわ。』


(このどこが?私ブスじゃん。)


『ボソッこの鈍感娘。』


(何か言った?)


『いいえ。なんでも無いわ。さぁもう行かないと行けないわ。』


そう明音が言うと倉本さんがドアを開けてくれて


降りるとカバンを渡して


「行ってらっしゃいませ。翠玉お嬢様」


「行ってきます。」


車が居なくなると生徒達が一斉に私の所へきて


「生徒会長おはようございます!」


「今日の生徒会長もお美しい…」

< 32 / 466 >

この作品をシェア

pagetop