闇に棲む猫はヴァンパイアに捕まる

「何でしょう。お父様。ミッションでしょうか。」


私がソファーに死火ちゃんを寝かせてからお父様に尋ねるとお父様は外に視線を向けていたのをこちらに向けた。


「暁。死火ともにこれから最終段階に入ってもらう。」


え、今の段階、今の状態が最高ランク何じゃないの?


私達はこれで人間の何10倍もの体力を手に入れた。


それと力と跳躍力、個人によっては視力や聴覚など様々な所で特化した能力がある。


私は毒蛇の能力だからすべての毒に耐性がある。


「で、最終段階とはどのような事をするのでしょうか。」


お父様は思いがけない事を口にした。


「今までの記憶を消してもらう。」
< 321 / 466 >

この作品をシェア

pagetop